福祉系の仕事選に就くときの注意点

福祉に興味を持つ人の多くは、社会貢献をしていきたいと考えていると思います。しかし、福祉業界には、さまざまなサービスがあるので、自分の適性や価値観に合った福祉サービスを選択しなければ、モチベーションは維持できません。特に福祉系の仕事に就くときには、「ずっとこの現場で働いていきたい」と思うためにも、いろいろなサービスを知り、それぞれの特徴を知っていたほうがいいでしょう。

福祉サービスは、大別すると均質的なサービスを提供するものと個別のサービスを提供するものとに分類できます。均一的なサービスとは、医療保険や介護保険でカバーされているサービスのことで、保険加入者は誰もが平等に受けられるのが特徴です。したがって、医療や介護の現場ではサービスの均質化が重視され、誰もが同じようなサービスを受けられるように注力しています。

一方、個別サービスは、保険適用外のサービスのことで、利用者は全額を自己負担するため、高い満足感を得られるようにな工夫が求められます。したがって、個別サービスを提供する事業所で働くスタッフは、利用者が何を求めているかをリサーチし、満足してもらえるようなサービスを提供しなければなりません。

このように、福祉サービスは保険の適の有無でかなり提供するサービス内容が異なってくるため、働く側も雇用条件だけでなく、自分の適性や価値観を踏まえた上で、勤務先を吟味しましょう。職場の選択によって、将来のキャリアプランも大きく変わってくるので、この点は注意が必要です。